SSの書き始めを言語化する
好きが講じて、SSを書き始めました。
2次創作メインで、書いたやつはpixivに上げるようにしています。
今回はSSの設定の思いつき方、というかSSを書き始めるときにどうしているかみたいなのを記事にしたいと思います。
同じようなことをNoteにも投稿したので、もしかしたら同じような記事を見たことがあるかもしれません。その際はご容赦下さい。
---
●なぜこんな記事を?
以下2つの記事に触発されました。
私も他の人のSSの書き方が知りたいです。特に、作品のモチベーションや完成に至る道筋なんかは一作一作解説してほしいくらいに。
そこでまずは自分から、どんな風にSSを書いているかをまとめてみようと思いました。
●自己紹介
まずは自己紹介をば。
秋瀬憂という名前でSSを書いています。初投稿は2018年5月、今まで4本のSSを投稿しています。すべてバンドリの二次創作SSです。
●はじまり
モチベーションは次の2つのどちらかに大別されます。
①「〇〇(動作やシーン)をしてる●●(キャラ、カップリング)絶対かわいい(かっこいい)」→書く
②適当な単語から連想→この感じなら●●(キャラ、CPU)が似合うかな→書く
どちらも、自分の作品を例にしつつ紹介したいと思います。
①の場合
拙作「言えない言葉は煙と共に」がこのパターンにあたります。
この作品を書いた当時、ガルパ喫煙概念が話題でした。私はモカと蘭は少し大人びたらきっと煙草が似合うだろうなあと思っていたので、モカと蘭が煙草を吸う話なんてどうだろうって思ったのがこの作品のモチベーションです。この二人のシガーキス、絶対絵になる…と思ったので「蘭とモカがシガーキスをする話」という大枠を用意して書き始めました。
話の大枠を決めたら話の流れを詰めます。
喫煙所で一服するモカ→蘭が来て一緒に吸う→蘭がライター忘れたから日をくれっていう→シガーキス→照れる蘭
ざっくりと流れを決めたら括弧書きで深くなりそうなところをメモしておきます。
喫煙所(どこの?)で一服するモカ(モカの喫煙のきっかけは)→蘭が来て(どこから?なんで?)一緒に吸う→蘭がライター忘れたから火をくれっていう(モカから「あげよっか?」でもいい)→シガーキス→照れる蘭
これで話の流れは終わりです。この後に二人の関係性を決めます。シガーキスを許すということはそれなりの仲です。二人は付き合っているのか。あるいは両片思いなのか、お互いに自覚はあるのかなどを決めていきました。
これらと並行して、見せ場みたいなシーンをちょっとづつ考えていきます。
今回は「シガーキスの瞬間」「モカの思いの行方」みたいなのを見せ場にしたかったのでその方向で書いています。そうすると、「モカは蘭のことが好きだけどそれが言えずにいる」「モカの気持ちのやるせなさが煙と一緒に飛んでいく表現をいれたい」「煙草の火と一緒に気持ちが伝われなんておしゃれかな」みたいな設定の詰めやシーンが出来上がってきます。
ここまでできたら後は書き上げるだけ。思いついたところから書いて微調整を繰り返して作品の完成です。
②の場合
拙作「ある梅雨の日」がこのパターンです。
なにか書きたいけどネタがないなってときはこのパターンです。まずはpixivの今日のお題等から適当な単語を一つ持ってきます。(この作品の場合は「梅雨」でした。)
一つ持ってきたら連想ゲームを始めます。梅雨といえば、雨ってじめじめしてやだな、雨の日のデート、相合い傘。思いつくことをメモしていきます。
なんとなく並んだ単語をみて恋愛やデート系が多かったので作品の大枠を「梅雨の日おうちデート」にしました。
次に登場人物や書きたいシーンを決めていきます。
おうちデートだから普段しないようなことができる、膝枕のさせあいとかしてたら可愛いなあ、膝枕といえば普段の頑張りを癒やすから、普段頑張ってる人たちでご褒美の与えあいみたいな感じにするか、普段頑張ってるといえば氷川紗夜と羽沢つぐみかなあ、最後につぐが勇気を振り絞ってちゅーとかしたら熱い、と連想ゲームの勢いで話の内容を詰めていきます。
ここまでできれば後は①と一緒。流れを決めたり見せ場、言わせたいセリフなんかをメモしていきます。
導入>>つぐが飲み物を持ってきてちょっと雑談。紗夜からつぐに部屋の話をふってほしい>>さよ→つぐに膝枕の提案「つぐみさんは、いつも頑張っていますから」>>逆「紗夜さんだって頑張ってます。(なんやかんや)だから、紗夜さんにもお返し、です。」>>ちゅー
あとはこれに沿って文字を書いていきます。
●常に意識すること
初期衝動(どんなシーンを書きたいか、こんなことしてる彼女たちは絶対にかわいい)を忘れない。
文字数とか気にしない(短いからだめとか思わない)。
●手が止まったとき
自分が手止まったときのトラブルシューティング的なやつです。
・テーマが壮大すぎる
ファンタジーとか壮大すぎるテーマが書けない傾向にあります。書きたいシーンをもっと身近で日常感にあふれるシーンまで落とし込む。
・疲れてきた
休む。書きたい内容が頭にあるのに書けないときはどんなことを書きたいかを簡単にメモしておく。
・設定やいい感じの表現が思いつかない
今の作品を保留して別の作品を考えたり、他の人のSSを読んだりする。無理して書こうとするのが一番良くないかもしれないです。
●終わりに
皆さんのSSの書き方、私も知りたいので教えてください…!