うれい's ろぐ ~うれろぐ~

日々是成長。頑張って生きたい。

就職活動と変化。

3月26日、所謂就職活動が本格化してから一ヶ月が経とうとしています。
私も一般的な大学生なので、もれなくみんなと一緒に就職活動をしています。
就職活動に取り組んでから、心境に多かれ少なかれ変化があったので、備忘録がてら残しておきたいと思いました。


就活を始めて面白かったこと。

いろいろな人に会えた。

社会人の方、一緒に就活をする人、とにかくいろいろな人に会えた。
普通に暮らしているだけでは会えないような人にも会い、話を聴き、質問をすることができた。
様々な人から話を聴き、価値観の多様さを改めて思い知らされた。世界は思った異常に広かった。
会うのは一度きりかもしれないが、「こう考える人もいる」という事実を知れることは、刺激的だった。

いろいろな街を見れた。

就活を名目にいろいろな町を見れた(主に東京ですが)
朝の通勤ラッシュ、忘れることはないだろう。
東京は住みづらいなんて言う人を見ますが、私は全然そんなこと感じなかった。

なんとなくなんて無いということを知れた。

就活の過程で自己分析なんてする機会があった。
僕は真面目にやった方とは言えないが、テンションの上げ下げグラフだけは書いた。
人生において理由をつけて選択したことは本当に少ししかなかった。でもその選択も、なんとなくだけで選んできたものも、並べてみるとなにか共通点があって、見ていて面白かった。
価値観っていうのは知らない内に形成されてて、自分の選択に意識しない内に介入しているんだということを思い知った。


就活を始めて変わったこと。

自己嫌悪に陥りがちになった。

周りの意識高い思想や、内定を複数個持っている友人。見ていてとてもしんどかった。何も持っていない私は余計にしんどかった。自分のペースがあるっていうのは比べたがりにかけがちなアドバイスだけど、そんなのわかりきっている。
経済学には比較優位の教えがあって、細かく見ていけば自分に比較優位のあることが絶対にみつかる、らしい。でもそんなこと微塵も感じなかった。周りを見れば自分よりすごい人ばかりで、自分はなんてちっぽけな存在なんだと生きていて辛くなった。

ネガティブ思考が止まらなくなった。

先行きが不安すぎてしんどい。先日先輩の卒業式があった。来年の今頃、私も卒業生として送られる立場にあること。順調に行けば4月からは社会人になること。でも就職先が決まっていない現実。これらを考えているだけで胸が苦しくなった。夜眠れなくて、外が明るくなり始めた頃ようやく眠りにつけた日が多かった。寝ても醒めても就活の話題ばかりで生きていてしんどくなった。

インターネットを見るのがしんどくなった。

ネット広告が就活関係の広告ばかりになった。Twitterのプロモーションツイート、YouTubeの動画前のCM、普段見るサイトの広告欄。全部就活とか内定とかそんな話ばかりだ。ちょっとくらい就活のこと忘れさせてくれたっていいのに。常に頭の片隅に就活がちらついて、推しのラジオ番組すらろくに楽しめない日もあった。

習慣化していたことが崩れた。

自炊を毎日続けていた。冬は寒いからいろんな具を買って鍋を作った。春夏秋は季節の野菜を使っていろいろ挑戦してみた。クックパッドを見ればそれなりのものは作れたし、調味料のさじ加減で味が変わるのが面白かったので3年飽きずに続いた。でも就活が始まってからそれもしんどくなった。
帰りは遅くなって、家についた頃には料理を作る気力もなくなっていた。外食とコンビニ弁当で食いつないできたけれど流石に出費がかさむと思ってご飯は炊くことにした。献立はコンビニ弁当からレトルトカレーツナマヨ丼になった。

携帯のバイブの音がつらい。

携帯のバイブの音が辛い。携帯が震える度に心臓がビクビクする。どこか急かされているような気がして、聞く度に寿命が三年は縮む感覚がする。電源を切ることだって、おやすみモードにだってすることができるけど、本当に大事な連絡が来たときのことを思うとそれもできない。
本当に大事な連絡が来るかどうかすらわからない人生だけども。


と、いうわけで就活をはじめてからいろいろな変化が起きました。
就活が終わったら絶対に就活はしんどいって広める人間になる。そう決めた20の夜。